セカンドライフのための資金計画ガイド
1. ライフプランニングの重要性

リタイア後の生活は、現役時代の収入よりも大幅に減少する可能性が高いです。
これを見越して、人生100歳時代となっていくため、100歳までの生きるための資金計画を立てることが重要となってきます。
あらかじめしっかりと計画を立てておくことが肝心です。
2. セカンドライフの計画を整理
- 人生の出来事をまとめる:
リタイア後にやりたいことをリストアップして、いつ頃実現したいかを整理します。例えば、旅行や趣味の活動、家のリフォームなどです。




- 現在の貯金残高を記載し、毎年のお金の出入りを反映させ、各年の貯金残高を表にして明確にします:
現在の収入と支出、そして今後の資産の流れを数字で把握します。
将来に向けて資金が足りない部分を予測し、対策を立てます。
3. リタイア後のイベントをイメージ

リタイア後の人生の出来事を書き出し、各出来事に必要な費用を
見積もります。以下あくまでも一例ですが、
- 子どもの結婚費用(200万円程度)
- 住宅購入やリフォーム
(住宅のリフォームには600万円、マンションなら250万円など) - 車の買い替え(30万円~200万円など)
- 旅行費用(海外旅行で30万円~200万円程度など)
- 学び直しの費用(年間数万円~数百万円など)
- 葬儀費用(~200万円など) など
これらの費用を予測し、予定として記入しておくことが重要です。
過度に厳密に考える必要はなく、目安をつけておきましょう。
4. 費用の優先順位をつける

リタイア後に必要な支出を整理したら、優先順位をつけます。
例えば、旅行や趣味の活動よりも、住宅ローンの返済や健康維持に使うお金を優先するかもしれません。
5. 収入の見積もり
リタイア後の収入も重要です。
現役時代の収入が減少するので、年金や退職金、場合によっては副業などの収入源を確認します。
- 年金:公的年金(国民年金、厚生年金など)や企業年金
- 退職金や継続雇用:定年後も働く予定があれば、その収入も計算に入れます。

6. 資産の状況を把握
どれだけの資産があるかをチェックします。
現金、預貯金、株式、年金などの金融資産、さらに不動産なども含めて、現在の資産状況を把握します。

- 現金、預貯金
- 現金や預貯金は、すぐに使える資産です。日々の生活費や突発的な支出に備えるために、適切な金額を保持することが大切です。
- 国債・社債、投資信託、株式
- これらの金融資産は、長期的な資産形成に役立ちますが、リスクも伴います。分散投資などの安全性を高めるための手法を駆使し、リスクを最小限に抑える工夫をすることが重要です。
- 自宅(土地・建物)やその他の資産
- 自宅は固定資産として、資産の一部と見なされます。ローン残高があれば、負債として整理します。
7. 負債の状況
もしローン(住宅ローンや車のローンなど)があれば、その返済残高も確認します。負債がある場合、その返済計画を含めてリタイア後の資金繰りを考えます。
8. 不足額の把握と対策
リタイア後に必要なお金(不足額)を計算するための基本的な式は次の通りです:

不足額 = リタイア後の支出 – リタイア後の収入(年金等) – 貯蓄(金融資産)
ポイント1:収入については、社会保険料や税金を除いた手取りの収入金額で計算します。
ポイント2:金融資産の運用をしているなら、金融資産に対する実際の運用益の利率を毎年反映して貯蓄額を計算します(例:0.5%や1%など) ※ただし、運用利率を大きく設定しすぎると実際とはなれすぎる可能性があり、1%ほどで計算する場合が多いようです。
ポイント3:収入や支出は、物価の上昇を見越して、生活費や給与など物価上昇分も考慮します。(例:0.5%や1%など)
※保険料など金額が一定のものは考慮せずに考えます
リタイア後の支出が収入や貯蓄でカバーできるかを確認し、もし不足する場合は、足りない分をどのように補うかを考えます。
上記難しい内容となっておりますので、以下の日本FP協会のライフプラン診断を利用するのもよいでしょう。
ライフプラン診断(日本FP協会)
https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/simulation/
(概要)簡単な質問に答えるだけで、収支のバランスや老後資金不足などのチェックができ、はじめてライフプランを考える人に向いています。ご利用される場合は、あくまでも概算かつ目安となっているため、ご参考までにご使用ください。
また、金融庁にわかりやすい資料に、生涯の設計(いわゆるライフプラン)というものがどういったものなのか、わかりやすく記載がされているため、ご紹介させていただきます。
1 家計管理とライフプランニング – 金融庁
厳密に計画を立てたい場合は、ライフプラニングを専門としているファイナンシャルプランナーに相談するのも、一つの方法です。

未来の自分を思い描きながら、リタイア後に「どれだけ必要か」「どう備えるか」をしっかり考えておけば、将来への不安もグッと小さくなります。
そして、人生の転機――結婚や子どもの進学など――が訪れたときや、年に一度のタイミングで見直すことで、あなたのプランはどんどん現実に近づいていきます。

将来は、待つものではなく、創るという発想もよいと考えます。今この瞬間から、一歩踏み出していきましょう!