老後の住まい編 PART1
老後の安心な住まいとは
老後に安心して暮らすためには、快適で安全な住まいを確保することが必要です。自宅で暮らし続けるためには、健康や生活の質を維持できるよう、さまざまな対策を講じることが大切です。以下のポイントを踏まえて、老後の住まいを考えることが重要です。
1. 自宅での生活
自宅に住み続けるために必要な要素は、以下のようなものです。
- アクセスの良さ:病院や買い物施設など、生活に必要な施設へのアクセスが便利であること。
- 老朽化とバリアフリー化:自宅が古くなってきた場合、大規模な修繕を行い、バリアフリーに改修することが必要です。特に浴室やトイレ、玄関など、老後に使いやすい設備にすることが大切です。
- 支援ネットワーク:近隣住民や家族、友人とのつながりを大切にし、助けが必要な時に頼れる環境を作ることが重要です。
- かかりつけ医:定期的な健康チェックを行い、万が一の病気に備えるために信頼できる医師を見つけておくこと。

2. 認知症への対策
認知症に備えることも老後の生活には欠かせません。認知症が進行すると、預金が凍結されたり年金を引き出せなくなることもあるため、早期の対応が必要です。
- かかりつけ医や物忘れ外来:認知症の兆候を感じた場合は、早期にかかりつけ医や専門のクリニックを受診することをお勧めします。
- 地域包括支援センターの活用:地域で提供される支援サービスを活用して、介護や生活支援を受けることができます。専門のスタッフがサポートしてくれるので、安心です。

3. リフォーム vs 建て替え
自宅が老朽化してきた場合、リフォームと建て替えの選択肢があります。
- リフォーム:バリアフリー化を行う場合、介護保険の給付を受けられる可能性があります。自宅を改修する場合、人生のお金の流れを確認し、必要なタイミングで工事を済ませ、お金が足りなくなることを防ぐ必要があります。
- 建て替え:自宅が老朽化しすぎている場合、リフォームより建て替えを選択することがあるかもしれません。どちらが適切か、費用や将来の生活を考慮して選ぶことが求められます。

4. 老後の自宅の選択肢
老後に自宅をどうするかも考えておくことが大切です。選択肢として、リバースモーゲージやリースバックなどがあります。
- リバースモーゲージ:自宅を担保にして金融機関からお金を借り、利息のみを支払い続ける方法です。借りたお金は、借り手が亡くなったときに清算されます。ただし、物件の価値や市場の金利の変動によって、借りられる額が減少するリスクや、長生きによって借りられる額を超える生活費が必要となってしまうリスクなどがあります。将来の設計を見越して資金の確保は考える必要があります。
- リースバック:自宅を売却し、その後、賃貸契約を結んで売却したお金でそのまま住み続ける方法です。所有権は移転しますが、住み続けることが可能です。
5. 住み替えや移住の選択肢
住み替えや移住も老後の選択肢として検討することができます。

住み替え:子供が独立した後、大きな家に住み続けるよりも、適度な広さのマンションに移ることを検討するのも良い選択です。
賃貸や固定資産税が安い物件を選ぶと、生活費を抑えられます。
海外での生活:物価が安い国に移住することで、資金面で有利になることがあります。
移住する場合、リタイアメントビザの取得や、現地の生活費、年金額の確認が必要です。
~以下余談~
移住・住みかえ支援機構(JTI)とは、
住まなくなった自宅をJTIが借り上げ、新しい借り手を見つけてくれるサービスがあります。借主との直接のやり取りが不要なため、家賃未払いなどのトラブルを心配する必要がありません。最初の借主が決まった後は、その後に借り手が見つからなくても、最低賃料が保証されることがあります(※契約内容による)。
契約は一定期間ごとに更新される仕組みで、期間満了後には自宅に戻れる可能性もあります。住み替えがうまくいかなかった場合の備えとしても活用できます。また、契約者が亡くなった後は、子どもに物件を引き継ぐことができるケースもあります。
安定した賃料収入を得られる点で、住み替えを検討している方にとって便利な制度といえるでしょう。ただし、契約内容によって条件が異なると考えられますので、メリットだけでなくデメリットも含め、詳細はJTIに確認することをおすすめします。
