老後資金不足?今からできる賢い対策法 支出編

老後資金が足りない…そんなときは「支出の見直し」が効果的です!
以下支出の見直し方法についてご紹介させていただきます。
1. はじめに:なぜ「支出の見直し」が必要なのか?
日本人の平均寿命は年々伸びていて、平均寿命についての厚生労働省の調査の結果では、2023年の男性は81.09年、女性は87.14年となっています。
例えば定年で60歳で退職したとしても、平均寿命のデータから、20年以上の生活費が必要となってくるといえます。
人生100年時代といわれているように、100歳まで生きることを前提に備えておくことも考慮する必要が出てきました。
けれども、公的年金だけでは毎月の生活費が足りないことも多く、追加のお金をどう用意するかが課題になります。
高齢になると新しく収入を増やすのはむずかしくなるため、「使うお金を見直す」ことは、現実的で効果のある対策になります。
2. 支出を見直す3つのステップ
ステップ①:今の家計を「見える化」する

まずは、今どれくらいお金を使っているのかを把握しましょう。
1~2か月分の支出を家計簿アプリやノートで記録するだけでもOKです。
支出は3つに分けて整理すると分かりやすくなります。
| 分類 | 例 |
|---|---|
| 固定費 | 家賃、保険料、スマホ・ネット代、サブスクなど |
| 変動費 | 食費、日用品、交際費など |
| 突発的支出 | 家電の買い替え、大きな医療費など |
ステップ②:「大事な支出」と「減らせそうな支出」を分ける

使ったお金を見ながら、「生活にどうしても必要な支出」と「満足度が低く、なくても困らない支出」に分けてみましょう。
その中で、「生活の質をあまり落とさずに減らせそうなもの」がないかを見つけていきます。
ステップ③:改善できるポイントを探す
支出の中で、「満足度が低いのに、頻繁に使っている」または「金額が大きい」ものは、見直すチャンスです。
優先度の低い出費を減らすことで、無理なく節約につなげることができます。
3. 見直しポイントごとの具体例

① 住まいにかかるお金(家賃・ローン・管理費など)
- 「今の住まいが広すぎる」、「家賃が高すぎる」なら、郊外や小さい家に引っ越すことも一つの選択肢かもしれません。
- 「リバースモーゲージ」という制度を使えば、持ち家を担保に老後資金を得られるケースもあります。
- 空いている部屋を貸す、シェアハウスにするなど、住まいを収入源に変える方法もあります。

② 保険料
- 加入している保険が、今も本当に必要か見直してみましょう。
- 医療保険やがん保険は、公的な制度である程度まかなえる場合もあります。
(高額療養費制度について知っておくとよいでしょう。) - 定期保険は、子育てやローン返済が終わっていれば、見直しのタイミングです。
- 必要以上の保障や、同じ内容の保険に複数入っていないかもチェックしましょう。
※見直すことで、年間数万円の節約になることもあります。
③ 通信費(スマホ・ネット)
- 大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月3,000円以下に抑えられる場合もあります。
- つけたままの有料オプション(動画、音楽、セキュリティなど)を使っていないなら、解約を検討しましょう。

④ サブスクリプション(定額サービス)
動画配信、音楽、雑誌、ジム、オンライン講座などは、月に数百~数千円の出費になりますので、状況によりサブスクリプションの利用なども検討します。年間に1万円以上、節約できることもめずらしくありません。
3か月に1度、「本当に使っているか?」を見直すだけで、ムダな支出に気づけます
⑤ 食費・日用品
- まとめ買いや特売の活用、冷凍保存などで、食材をムダなく使い切る工夫をするのも、節約に効果的な場合があります。
- 外食の回数を少し減らすだけでも、大きな節約になります。
自炊なら1食300円以下も可能です。 - ドラッグストアや100円ショップも、日用品の出費を抑える味方になる可能性があります。
⑥ 交際費・趣味・娯楽


- 旅行、飲み会、プレゼントなどは「楽しみの出費」ですが、やり方次第で節約もできます。
例:宅飲み、オンライン飲み会、近場への旅行、手作り など。 - 無料イベント、図書館、公園、オンライン交流など、お金をかけずに楽しむ工夫をしてみましょう。
⑦ 医療費・介護費
- かかりつけ医を持つと、不要な検査や通院を減らせることがあります。
- ジェネリック医薬品を選べば、薬代が安く済むことも。
- 市区町村の無料・格安の健康診断や予防接種は、積極的に利用を。
- 介護サービスも、事前にどんな支援が受けられるか調べておくと安心です。
4. 支出の見直しは「我慢」ではなく「選び直し」

節約というと「ガマンすること」と思いがちですが、本当に必要な支出とそうでない支出を整理することで、「自分にとって大切なものにお金を使う」ことができます。
ムダを減らして浮いたお金は…
- 老後の安心のための貯金
- 趣味や楽しみに使うお金
- 子どもや孫へのちょっとした支援
…など、前向きに使うことができます。
5. まとめ:「支出の見直し」は、今から始められる老後対策
支出を見直すことは、「誰でも・今すぐ・少しずつ」始められる、もっとも現実的な老後の備えです。
たとえば、毎月1万円節約できれば…
- 1年で12万円
- 10年で120万円
という大きな老後資金になります。
ちょっとした工夫や習慣の見直しを積み重ねることで、大きな安心につながります。
