これだけは知っておきたい!暮らしの知恵

老後にそなえる ― 安心のセカンドライフ設計 ―⑤

介護と介護保険

1. 介護サービスの種類

介護保険では、次の3つのサービスを受けることができます:

  • 自宅での介護サービス(訪問介護・デイサービスなど)
  • 施設での介護サービス(特別養護老人ホームなど)
  • 介護環境を整えるサービス(住宅のバリアフリー改修や福祉用具の購入など)

近年は、「施設」中心から「自宅・地域」中心の介護へ移行する方向にあります。
とくに、2025年以降は、団塊の世代が75歳以上(後期高齢者)となり、高齢化のピークを迎えると予測されています。


2. 要介護度とケアプラン

  • 介護の必要度は、要支援1・2と要介護1〜5の7段階に分かれています。
  • 要介護の度合いによって、利用できるサービスの上限額(支給限度額)が異なります。
  • ケアマネージャー(介護支援専門員)が、本人の状態に応じたケアプラン(介護計画)を作成してくれます。

3. 介護保険の対象者と自己負担

対象者

  • 65歳以上(第1号被保険者):介護が必要になれば対象になります。
  • 40~64歳(第2号被保険者):介護が必要になった理由が、特定の病気(末期がんや若年性認知症など)に限られます。

自己負担のしくみ

  • サービスを利用する際、費用の1割~3割を自己負担します。
    利用者負担割合は、原則65歳以上の方は1割ですが、一定以上の所得のある場合は2割、所得が高い場合は3割となります。
  • 例:要介護5の人が、月36万円分のサービスを利用すると、3万6千円~10万8千円が自己負担となります。
  • 医療費と介護費を合計した自己負担額には、年間の上限が設けられています(高額介護サービス費制度)。

4. 自己負担になる費用

以下のものは、介護保険の対象外となり、全額自己負担になります:

  • 支給限度額を超えた分の介護サービス費用
  • 公的介護保険に含まれていないサービス(例:民間の家事代行など)
  • 施設サービスの食費・住居費・日常生活費
  • デイサービスの食費など(在宅利用時) など

5. 在宅介護で介護保険が使える例

  • 住宅の段差をなくす工事
  • ポータブルトイレなどの福祉用具購入
    これらは、介護保険を使えば、費用の1割~3割の自己負担で済みます。

6. 相談できるところ

介護について困ったときは、以下の機関などで相談が可能です:

  • 担当のケアマネージャー(すでに担当がついていれば)
  • 地域包括支援センター
  • 市区町村の窓口
  • 社会福祉協議会
  • 医療機関

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